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ただ感謝して

2018/ 02/ 08
                 
今日は食に関する話がメインテーマで記事。
興味のない方は読み飛ばしてください。
IMG_0149.jpg 
実は食に関して記事を書きたいと思った出来事がありました。
少し前に仕入れた玄米の質が明らかに違うというアクシデントに遭遇したのです。
同じ銘柄、同じ仕入先、もちろん栃木県産の新米玄米です。銘柄はカレーに合う品種、あさひの夢。
今まではなかった、粒のばらつき、コメのモミや粗の混入。
毎日手が空いた人間がせっせと選別をしている状態です。
おそらくは生産者が違うのだろうと想像しています。

手間が増えるのはもちろん味や食感にも影響があるものです。
気合と根気と情熱で玄米と向き合っています。
最初は憤りに近い感情があったのですが、次第に玄米とのサンサンサロンスタッフの間に関係性の変化がみられるようになったのです。

それはサンサンサロンでお馴染み、堀尾まき先生の糸つむぎのワークショップで見せる生徒の表情に似ています。
気の遠くなるこまごま作業のはずが、自然の素材と触れ合う時間になり、
出来の悪い米は個性と捉えるようになり、愛おしさを抱くようになった。
進んで取り組むルーティンへと変貌したようです。
ポジティブ変換術、食に対する感謝を体現する出来事でした。

関連の話題をもうひとつ。
僕は昔、そんなに長い間ではないのですが農業を職業としてやっていた時期があります。
栃木県の岩舟フルーツパークと呼ばれる第三セクタ―でフルーツを主に農作物を作っていました。
肉体的理由で辞めてしまうまで、その場所での経験は今の僕に多くいかされています。


ビニールハウスの中でイチゴやブドウ、ブルーベリー、畑では穀物やイモ類を生産し土と戯れ、重機をいくらか操っていました。当時の部門の仲間や先輩は最低二回りは年上。
最長老ともなれば米寿に届きそうな経験豊富な方たちで構成されていました。
作付面積はかなり広く東京ドーム何十個分でしたか忘れましたが、とにかく広かった記憶があります。

無知な状態で飛び込んだので、最初は戸惑いも多く、ブドウの種類の多さに驚かされたり
イチゴの摘み方の体勢のキツさ、ハウス内の温度湿度で脱水になることたびたび。
不器用な僕。それでも周りの先輩たちは基本優しく指導してくれました。

いくつかの農作物のある中でもイチゴにかかわる時間が一番長く、
ある孫だくさんの先輩には特に目をかけてもらい、イチゴの雑学やら、当時の農家さん達の抱える問題や、孫の話まで幅広く聞くことができました。
当時の僕の体臭は甘ったるいイチゴスメルだったと周りの人から言われたのを懐かしく思います。
今じゃ枕から加齢臭ですってよ


体臭問題は追々で…話を戻します。
岩舟フルーツパークは官民共同、JAとの絡みや、地元農業従事者との絡みも多くあり、
それぞれに良い面もそうでない面が僕なりにも見えてきました。

導き出した答えは今のままではまずいという認識です。
ただ農業は1年、2年で急に改革をすることは出来ずらいと思います。
土をつくり、種をまき、水をやり、モノによって収穫の時を迎えるまで数年、確かな実りを付けるには二桁の年数を要するものもあるのです。時間軸がまるで違います。

大きなスパンで見て考える。伝える。行動する。
一人一人、それこそ全人類が意識を高めていかないと。と痛切に感じています。
跡継ぎの問題、耕作放棄地の問題、JA組織内での諸々の動き、新規農業従事者に対する法律の問題、出る杭は打たれる体質や、村組織的体質。遺伝子組み換え、農薬の問題。産地偽装や海外生産者との価格競争。国内食物自給率の問題。廃棄食品もそうです。

国内に限らず外に目を向ければ、人口増加による食糧難、貧富の格差による飢餓の問題もあります。大規模農地開発による生態系の変化や砂漠化なども広義で言えばありますよね。
包括的にビジョンを示し、行動に移していかないと破たんは目に見えています。

それぞれの課題に対する持論を持っています。
蜘蛛の巣のように絡み合う形の持論です。語りだしたら飛躍が止まらなくなりそうです。

食に関して広義に語り合う場を設けたいと思っていますし
食べてもらう形で一つの提案が出来ればと思ったりもします。
問題点云々、改善策云々ももちろんですが大前提にあるのは、
今日も美味しいごはんが食べれてありがとうの感謝のキモチ。
ただただ感謝して、『改善の行い』を積み上げていきたいです。




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