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ただいまJ2。

2017/ 12/ 04
                 
 あぁ体の節々が痛い。この痛みはきっと激闘のあかし。
12月の3日、静岡県の沼津愛鷹陸上競技場に行ってきました。
もちろん栃木SCと共に戦うためです。
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午前6時に自宅を出発。高速道路は滞りなく朝日を浴びながら順調に走っていきました。
右手に傘雲をかけたマウント富士を見ながら…走る午前8時の東名。もうすぐだ。
決戦の地が近づくにつれ、胸の太鼓のBPMは早まり、開門の2時間半前には現地に到着しました。
キックオフまで4時間半前の時点で僕らが止めた駐車場はほぼ満車。
周りをみれば黄色い仲間が続々と終結をはじめ、闘の刻を今かと待ちわびていました。

午前11時に開門。同じころに選手を載せたバスも到着。
入り待ちのため、入場待機列を放棄しバスの経路のほうへ
声を出す。選手の様子をみる。すでにアドレナリンが大量に分泌された僕。
冷静でなんかいられない。

アウェイゴール裏の芝生席は黄色で埋まり、メインスタンドのほぼ半分も黄色だった。
愛鷹のゴール裏、芝生の上で久しぶりにUVAの重鎮サポーターまもじいさんにも会えた。
近況の報告をしあう。サポーターあるあるは尽きない。

ふとあたりを見渡し、空気を肌で感じる。
だいじだ。いける。これだけの仲間が、思いの集合体がいるのだから恐れる必要は何もない。
栃木からおよそ250キロの道のりをへて集いし仲間。
僕ら栃木SCが歩んだ遠く苦しいチームの道程に比べたらに250キロは近かった。


瞬間感傷にひたりながらも目の前の一挙手一投足に注意をそそぐ
するとあっという間に時がせまってきた。

選手入場まであと数分。隣の仲間と肩を組む。『突撃』の準備態勢。
グッとこみあげる。腹の底から、全身を共鳴させるように絞り出す声。
儀式は続く。僕らのアンセム栃木県民の歌を高らかに歌う。キックオフまで数十秒。

ピッチエンドの変更に心中ざわつきながらも、かき消すように声を…ただ歌う。
動き出す足。キックオフだ。

反対側のゴール裏付近は位置関係がつかめない。
陸上競技場ならなおさら。
開始してそんなに時間がたたない時間ネットが揺れるのが見えた。沼津が1点をとった。

『またなのか・・・?』脳裏にネガティブイメージがフラッシュバックする。
切り替えようと自分に言い聞かせるように、声がけをし叫ぶ。
サッカーの1点は重い。栃木は最低あと2点とらないと優勝できない。
負ければ3位でJ2昇格できない。前へ。前へ。

気持ちとは裏腹に時計の針は進み、焦りが容量を増していく。
押し込め、叩き込め。どんな形でもいい。まず一点を。
試合も終盤に差し掛かるころ、『突撃』を歌う。
僕はこの場所で声を出すことしかできない。
どれだけ思いが強くても、声で伝えることしかできない。
ピッチでプレーはできないし、スポンサード支援ができるほどの余裕もない。
体中のエネルギーを寄せ集めては口から吐き出す。
搾りかすになるまで。ここで命尽きてもいい。それぐらいの覚悟で。

残り13分、またしても遠いほうのゴールネットが揺れた。
今回は栃木の得点だ。これで同点。狂喜乱舞の栃木ゴール裏。
もう訳がわからない。拳を突き上げ、抱き合い、ハイタッチを重ねる。
涙があふれてきた。感情はごちゃ混ぜになってキャパシティーを超えたようだ。


ネイツペチュニクのゴールによって同点だ。ありがとう救世主。
ただ僕たちが本当に望むのはこの試合の勝利。そしてJ3優勝。
J2昇格の2位は最低限のノルマでしかない。
もう一点欲しい。そんな空気につつまれる。

アディショナルタイムは5分。沼津も優勝がかかっているため攻める。
しのぐのでいっぱいいっぱいになりながらも、あと一点をどこかでと願う。

どんな状況になろうと可能性があるかぎり諦めない。
栃木SCは地元の学校の先生たちが作ってきたクラブ。
相手のほうが上手かろうが、強かろうが、最後まで戦い抜く。
地元を愛し、サッカーを愛して、あきらめの悪い人たちが作り上げたクラブ。
戦う姿勢を表現し続け、子供たちのお手本にならなきゃいけない。

泥臭く、不細工でも勝利を求め続ける。
涙の別れ、先人たちと交わした約束を果たすために。


主審が両手をあげ笛が鳴った。1-1のドロー。
引き分けによって2位でのJ2昇格がきまった。
喜びと悔しさを同量配合、安堵感を上からコーティングした涙があふれ出した。
なんとなく周りもおなじ感情だったように思う。


J2へ帰ろうとチャントをうたう。県歌をうたう。
一年間共に、戦った選手、クラブスタッフ、サポーター、スポンサー
栃木を愛するすべての人に感謝したい。
優勝は先々にとっておきましょう。爆発的な喜びも。
優勝できなかった残念さは選手たちの顔をみていたら塗り替えられた。
祝わないのは無粋ってもの。

沼津側の最終戦セレモニー、向こうの監督、キャプテンの熱い言葉がちりばめられたいい挨拶でした。決戦の舞台をありがとう。次戦うのは上のカテゴリーで。 

セレモニーを終え選手が引き上げたのち、周りとあいさつを交わしスタジアムから出る。
渋滞の中、愛鷹から沼津の港のほうへ、昇格祝いの会をしに。
美味し海の幸をいただきました。
今日の事、オフの補強の事、来期のことを語りあいながら、
身体に染み入るノンアルコールビールに金目鯛の姿盛り。
またひとつお気に入りの土地ができた。
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帰りの車は東名、圏央道共にのろのろ運転。23時ごろ自宅につきました。
家に着くまでがサッカーと誰かがいってた。すんなりいかないけどかえってきましたよ














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